まずは隙をなくせ
カーセキュリティといってもお金をかけてツールを購入することだけを示すわけではない。被害にあってしまう最大の要因は車オーナーの油断だ。こうした隙をなくしていくだけでもかなりの防犯効果を得ることができる。

気をつけることの内容は当たり前といえば当たり前のことが多いが、具体的にどういったポイントがあるか把握することは、日々防犯意識を持つことに大いに役立つだろう。

貴重品を車に残さない
車上狙い対策として、もっとも根本で効果のある方法は、単純に貴重品を車に残さないことである。

当たり前のことのように思えるかもしれないが、車は日常生活に密着したツールであり、もちろん貴重品を持って車に乗るだろう。コンビニへ行くときにサイフだけ持ってカード類や貴金属を社内に置いておくなんてことは、みなさんもしたことがあるかもしれない。ちょっと離れるなんて時でも油断せず、貴重品と思われるものはすべて持ち出そう。いちいち面倒かと思うかもしれないが、そうした油断を犯人は狙っているのである。

見えるところに貴重品を置かない
貴重品をすべて持ち出せれば問題ないが、カーナビなどの固定品を持って出るのはさすがに不可能だ。しかしカーナビも実際被害対象になっている。そうした場合に有効なのは、車外からみえるところに置かないということである。

前述のカーナビに限らず有効なのは、車内が見えないようにシートをかけてしまうことだ。出先の駐車場などであってもフロントガラス下の機器類部分だけでもシートで被せて見えなくしてしまおう。犯人からしてみたらオイシイものがないかもしれないのにわざわざリスクを背負ってまで犯行には及ばないはずだ。

駐車場所を考えよう
意外と大きな隙になっているのは駐車をした場所の環境だ。これはなにも出先だけでなく、毎日停めている自宅あるいは契約駐車場にも当てはまることだ。

たとえば出かけた先で駐車場所を探す場合、駐車違反になりたくないからとか、できるだけ空いている場所に停めたいからといった理由で人通りの少ない薄暗い場所に停めていたりしないだろうか。こういった場所が犯行のターゲットになりやすいことは言うまでもない。

また契約駐車場や一時的に駐車場に停める場合も、大きな車の陰になってしまったり、駐車場の角で人目がつかないような場所に停めたりすることはできるだけ避けたい。特に一度停めたらしばらく帰ってこないファミリーレストランやアミューズメントパークの駐車場は要注意である。

カギまわりに気をつける
これは当たり前のことかもしれないが、キーを付けっ放しにしてしまったために被害にあった人が意外に多いことから、他人事ではないのである。キーを差しっぱなしにしていなくても、スペアキーをどこかに隠しておいたり、ドアロックが不十分だったりと、気をつけなくてはならないことがたくさんある。一瞬の隙を付かれないよう、確実にロックをしておきたい。